



サークルK一宮森本三丁目店 オーナー 石原峰代さん
2010年10月 ベンチャー社員として入社。直営店勤務。
2011年1月 研修店勤務。
2011年8月 サークルK一宮森本三丁目店オーナーとして独立。
私は、約10年間外食業界で管理職として人材トレーニングを任されてきました。人に自分の信念を伝えるという仕事は、とてもやりがいもあり、自分自身も好きな仕事でした。でも、やっているうちに少しずつその信念を貫くことができないシーンが出てきてしまって。最初の信念がずれ出したら、何のためにやっているんだろう?と思うようになっていきました。自分の意思とは違うことをやり続けるくらいなら、小さくても自分のお店をつくっちゃおう、と思ったのがきっかけです。
最初の3か月は、直営店で朝勤・昼勤・夜勤それぞれの時間帯に入り、業務を実際に経験しました。その合間にマニュアルで勉強したり、お店で実践したことを確かめたりするんです。SVさんや社員さんはもちろん、経験の長いスタッフさんにも、いろいろ教えていただきました。その後、研修店に異動したのですが、このときは人材募集からやらせていただき、書類のつくり方なども勉強しました。半年間でコンビニの基礎的なことと、そしてオーナーとして必要な専門知識など、本当に中身の濃いものを身につけさせていただきました。
パートナーは、以前の仕事関係の知り合いなのですが、私たちの夢は最初から明確でした。夢は将来的には法人化し、自分たちのやりたいお店をつくること。やりたいお店というのは、素材からこだわった、おいしく安全なものを届けられるお店です。そんな私たちがなぜサークルKサンクスのベンチャー制度での独立を考えたのかというと、それが叶う近道だと思ったからです。
ベンチャー制度を利用すれば、低コストで独立が可能ですし、ロイヤルティも他のコンビニよりも低い。飲食関係のお店は開業資金が高く、リスクも大きいですから、それならまずはコンビニ経営で自分たちのやりたいお店の基盤を築くのもひとつの方法なのでは?と考えたのです。
思っていた以上にイメージと仕事内容が違って、ベンチャー社員時代はいろいろ模索しながら過ごした感じです。最初はどうしても「モノを売る楽しさって何なんだろう?」という疑問が浮かんでは消え…。社員さんをつかまえては、ひたすら「何が楽しいんですか?」って聞いて回っていました(笑)。あるとき、そんな私の疑問に「誰かが心を込めてつくったものを、きちんとお客さまにお届けするように発注、販売をしていきましょう」とSVさんがおっしゃったんです。これを聞いたとき、「私たちがやりたいお店の考え方と同じだ!」と、共感することができて。
コンビニというと無機的なイメージを持っていましたが、そうじゃないことが霧が晴れるように見えてきたんです。同じ業界とはいえども、コンビニの経営はまったく違う。ベンチャー社員としてコンビニ経営を経験できたことで、いろいろな疑問や、やっていいこと・そうではないことを整理する時間が持てた感じですね。商品の魅力をどうお客さまに伝え、どう売っていけばいいのだろう?という、手法ではなくマニュアルにも載っていない、“取り組む気持ち”を考える時間を持つことができたのは、私にとってとても貴重なことだったと思います。
お店にかかわるすべての人が幸せになれるお店にしていきたいと考えています。単に「仲良しこよし」ではなく、みんながそれに向かって努力ができるようなお店です。そのため常日頃、私がスタッフに伝えているのは「自分の言動に責任の持てる人になって欲しい」ということと、「他人は他人だからと思うのではなく、人を思いやる気持ちを持って欲しい」。それができれば、おのずとお客さまを大事に考えたお店づくりができると信じています。
将来的には、お店を増やしていきたいし、もっと先を考えれば高齢化社会を見据えたコンビニの枠を超えた店づくりだってやってみたい。そのためにはスタッフは重要。そういう思いを共有できる仲間をどんどん増やしていきたいと思っています。